はじめに(東京信号なし区間とは)
都内をドライブしていると、たまに高速道路でもないのに橋やトンネルなどが続き、信号で止まることなく長く走れる区間が現れます。
このブログではこのような都内の一般道で信号のない区間を「東京信号なし区間」と題し、シリーズ化してゆるゆる紹介しています。
なお、基本的にこのシリーズでは、東京都内を通る一般道(高速道路や首都高などの有料道路は除く)かつ、片側2車線以上の快走路を紹介していく予定です。
区間概要
今回は東京の海沿い、新木場方面と城南島方面を結ぶ東京港臨海道路の信号なし区間を紹介します。
中央防波堤埋立地というゴミ処分場を経由して、東京港を橋やトンネルで横断できます。
市街地は全く通りませんが、都内のみを通る信号なし区間では最長かもしれません。
全体ルート
信号なし区間の全体ルートは以下の通りです。
始点:若洲公園横の交差点(江東区若洲)
終点:城南島ふ頭公園横の交差点(大田区城南島)
距離:約7.7km
途中の出入口
中央防波堤埋立地内に2ヶ所出入口あり。
通過する主な道路
- 東京港臨港道路南北線
- 青海縦貫線
信号なし区間の様子(城南島方面)
若洲公園
若洲公園の前の交差点からスタートです。
右側にはメトロックやぴあフェスなどの野外音楽フェスが行われる若洲公園があり、左側には23区内という最強の立地ゆえになかなか予約の取れない若洲ゴルフリンクスがあります。
東京ゲートブリッジ
まずは長ーい上り坂を上っていき、2012年に開通した東京ゲートブリッジで海を渡っていきます。
橋の下を大型船舶が通るので、50m以上の高さがあるそうです。
東京ゲートブリッジは橋の形が2体の恐竜のように見えることから、「恐竜橋」とも呼ばれています。
中央防波堤埋立地
東京ゲートブリッジを渡り終えると、中央防波堤埋立地に上陸します。
普通に生活していると訪れる機会のない場所ですが、都内で発生するゴミが各地のゴミ処理場で焼却処理をされた後、最終的にこの中央防波堤埋立地へ運ばれて埋め立てが行われているそうです。
今は倉庫やゴミ処理場があるだけですが、今も埋め立てが続けられていて埋立地は拡大しています。100年、200年後には今の豊洲やお台場のように人の住む街になっているのでしょうか。
1つ目のアンダーパス
中央防波堤埋立地内を通る1つ目の南北道路のアンダーパスを通過します。
ちなみにここでアンダーパスをくぐらずに交差点を右に曲がると、海の森大橋を渡ってから長いトンネルをくぐり有明方面へ向かうことができます。
2つ目のアンダーパス
先ほどのアンダーパスをくぐりしばらく走ると、今度は2つ目の南北道路のアンダーパスへ入っていきます。
なお、こちらの通りを右に曲がると、お台場方面へ向かうことができます。
臨海トンネル入口
2つ目のアンダーパスを通過するとそのまま城南島へ続く臨海トンネルへ入ります。
臨海トンネル
臨海トンネルをひたすらまっすぐ進みます。
こちらのトンネルは比較的早い2002年に開通しています。
城南島
城南島に上陸するとほどなくして信号なし区間は終わります。
終わりに
いっさい街中を通らず、ほぼ海と未利用の埋立地を通る道なのであまり面白みはないかもしれませんが、都内で無料で走れる信号なし区間としてはとても長いので、ノンストップでゆっくりと長いこと走りたい人にはおすすめです。
なお、スピード違反の取り締まりが多いので、スピードの出し過ぎにはご注意ください。
城南島にある城南島海浜公園は羽田空港に次から次へと着陸する飛行機を至近距離で見れる穴場スポットなので、是非この道を通って訪れてみてはいかがでしょうか。
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