はじめに(東京信号なし区間とは)
都内をドライブしていると、たまに高速道路でもないのに橋やトンネルなどが続き、信号で止まることなく長く走れる区間が現れます。
このブログではこのような都内の一般道で信号のない区間を「東京信号なし区間」と題し、シリーズ化してゆるゆる紹介しています。
なお、基本的にこのシリーズでは、東京都内を通る一般道(高速道路や首都高などの有料道路は除く)かつ、片側2車線以上の快走路を紹介していく予定です。
区間概要
環八通りの内側で、東京23区をぐるりとほぼ1周する環七通りには長い信号なし区間がたくさんあります。
今回は世田谷区の信号なし区間を紹介します。
短いながらもアンダーパス、陸橋、アンダーパスで幹線道路をいくつも通過できるので、23区西側の南北移動に重要な立体交差区間です。
全体ルート
信号なし区間の全体ルートは以下の通りです。
始点:旭小学校交差点(世田谷区野沢)
終点:若林踏切交差点(世田谷区若林)
距離:約1.6km
途中の出入口
玉川通り出入口、駒留通り出入口
このほか、数か所路地との交差点あり。
通過する主な道路
- 玉川通り(国道246号)
- 駒留通り
- 弦巻通り
- 世田谷通り
信号なし区間の様子(外回り)
上馬交差点
環七通りと国道246号の交わる渋滞の激しい上馬交差点をアンダーパスで通過します。
ちなみに上馬交差点は、上空に首都高、地上に交差点、地下に環七のアンダーパス、さらにその下に東急田園都市線の4層構造になっています。
駒留陸橋
玉川通りのアンダーパスを抜けると、駒留陸橋へ続きます。
若林交差点
ここが個人的に好きな部分なのですが、駒留陸橋を下りると地上部と合流するかと思いきや、、
合流せずに若林交差点をくぐるアンダーパスへ突入します。
なんだかジェットコースターみたいな嬉しい裏切りで、昔からここを通るたびに1人でテンション上がってました。笑
若林踏切
世田谷通りのアンダーパスを通過し、東急世田谷線の踏切のある若林踏切交差点で信号なし区間はおしまいです。
余談:若林踏切の通過方法
ちなみに、踏切の前では一時停止する必要があると教習所で習いますが、
この踏切、一時停止しなくてよいって知っていましたか?
道路交通法で踏切の通過方法に関する条文があり、この条文のただし書きに注目です。
車両等は、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。ただし、信号機の表示する信号に従うときは、踏切の直前で停止しないで進行することができる。
道路交通法第33条1項
このように信号のある踏切では直前で停止しなくてよいとはっきりと法律で定められています。
これを知るまで周りの様子を見ながらなんとなーく減速して通っていたので、根拠を知ってからは安心して通過できるようになりました。
とは言っても、万が一のためにスピードを出し過ぎず、いつでも止まれるように走るのが安全だと思います。
終わりに
環七通りは外側を走る環八通りと比べて、全体的に陸橋やアンダーパスが多く、快走区間が多いです。(甲州街道との大原交差点など鬼門もありますが、、)
そのため、東京西部を南北移動するときは、環八通りよりも環七通りの方が速く進める気がします。
コメント