はじめに(東京信号なし区間とは)
都内をドライブしていると、たまに高速道路でもないのに橋やトンネルなどが続き、信号で止まることなく長く走れる区間が現れます。
このブログではこのような都内の一般道で信号のない区間を「東京信号なし区間」と題し、シリーズ化してゆるゆる紹介しています。
なお、基本的にこのシリーズでは、東京都内を通る一般道(高速道路や首都高などの有料道路は除く)かつ、片側2車線以上の快走路を紹介していく予定です。
区間概要
東京都心の三宅坂から厚木方面へと伸びる国道246号。「にーよんろく」と呼ぶことの方が多いですね。
国道246号はエリアによって青山通りや玉川通り、厚木街道などといろいろな道路名がつけられていますが、多摩川を渡るこのエリアでは東京・横浜バイパスと言うそうです。
世田谷屈指の渋滞ポイントとしてお馴染み、246と環八通りが交わる瀬田交差点の少し南側から、玉川高島屋や多摩川を越えて神奈川県に入り、さらに府中街道を越えたあたりまでの区間を信号なしで進むことができます。
全体ルート
信号なし区間の全体ルートは以下の通りです。
始点:瀬田交差点アンダーパス南側(世田谷区瀬田)
終点:切通し交差点(川崎市高津区久地)
距離:約2.5km
途中の出入口
下り(厚木方面):多摩沿線道路入口、府中街道出口あり。
上り(渋谷方面):府中街道入口、多摩沿線道路出口あり
このほか、川崎市側の多摩沿線道路と府中街道の間に数か所路地との交差点あり。
通過する主な道路
- 中吉通り
- 多摩堤通り
- 多摩沿線道路
- 府中街道
信号なし区間の様子(厚木方面)
瀬田アンダーパス南側
まずは二子玉川駅方向との分岐があるので、右側2車線を進みます。
玉川高島屋
分岐後は新二子橋へと繋がる高架橋に続きます。
この辺りはなんと高島屋西館の真上を通っていきます。
新二子橋
多摩川を渡って神奈川県川崎市に入ります。
なお、上下線ともにランプが作られているものの長らく供用されていません。
地上部
多摩川の土手や多摩沿線道路を越えて一度地上に降りますが、まだまだ信号が見える気配はありません。
溝口陸橋
続いて府中街道を越える溝口陸橋を直進します。
この陸橋を越えた切通し交差点でようやく信号なし区間が終わります。
(余談)国道〇〇号、国道〇〇号線どちらが正しい?
全国の国道は数字とともに国道〇〇号や国道〇〇号線と呼ばれています。
国道については「一般国道の路線を指定する政令」で路線名、起点、終点および重要な経過地が明確に定められています。
この政令において各国道は「国道〇〇号」と定められているので、線をつけない「国道〇〇号」が正式名称です。
ただ、国道1号など特に数字の小さい場合、「国道1号線」や「1号線」と呼んだ方が語感が良いので、日常会話で使う分には好きな呼び方をすれば良いんじゃないかと思います。
終わりに
国道246号はこの区間の先にも梶ヶ谷付近や横浜青葉IC付近で同じくらいの長さの信号なし区間があります。
前回紹介した湾岸道路のように、都境付近は大きな川を跨ぐことも相まって、長い信号なし区間が多いですね。
埼玉方面では新大宮バイパス、千葉方面では国道357号や水戸街道で長い信号なし区間が存在しますので、このブログでおいおい紹介していけたらと思います。
コメント